TATSUYA BEATBOX - イメージと現実のギャップを埋めるリファレンス
ヒューマンビートボックスの日本一決定戦「JapanBeatboxChampionship」でのソロ/チーム合わせて唯一の4年連続優勝をはじめ、2016年シンガポールで行われた国際大会で日本人初となる優勝を飾るなど、数々の輝かしい経歴を持つヒューマンビートボクサー、TATSUYA。津軽三味線やシンセサイザー、ダンスとのコラボレーションなどさまざまなインスピレーションを昇華させた彼のパフォーマンスは、まさにクリエイティビティの塊と言っても過言ではないものです。
その活動はいまやパフォーマンスという領域を超え、トラックメイクの世界にも広がっています。さまざまな楽器とコラボレーションさせたトラックを制作し企業のCMや気鋭のクリエイターたちへ納品するなど、ビートボクサーの新しい可能性を切り拓くTATSUYAのミックス・ワークを支えているのが、Genelecの8330とGLM 4です。
人間の体ひとつでパフォーマンスするヒューマンビートボックスですが、そのサウンドの特徴についてTATSUYAはこう語ります。
「ヒューマンビートボックスは口の周りだけでパフォーマンスしていると思われがちですが、実際は体の奥、腹式の部分から使って音を鳴らしています。例えば、ベースという部分だけでみても、サブベースや唇の振動を使ったリップベース、声帯を鳴らして唇で振動を作るものなど、さまざまな種類があるんです」
ヒューマンビートボックスならではの特徴として、基本的に一つのトラックの中に上から下まで、実にさまざまな種類の音が鳴っているという点が上げられます。だからこそトラックメイクを行う際には、ビートボクサーならではこんなポイントがあるそうです。
「ビートボクサーのサウンドは割とアタックが強いので、低域がドラムのキックなどの他の音に埋もれてしまうことが多いんです。この低域をよりしっかり伝わるように出す、というのがかなり重要です」
Genelecのスピーカーはまさに"The Sonic Reference"だと感じています
この低域の表現の難しさこそがビートボックスの特徴ですが、Genelecのスタジオ・モニターを使うようになってから、ミックスがすごく捗るようになったとTATSUYAは話します。
「いままで聴こえて来なかったような周波数が具現化されて聴こえるようになったので、これまでどこをどうしていいか分からなかった部分が明確に分かるようになったのは、すごく大きかったです。いわゆるベースラインだと思っていた部分よりももっと下の部分、ビートボックス的に一番欲しかった部分が聴こえるようになりました。また、このRAWフィニッシュについても、他のスピーカーでは見たことのないデザインだったのでメチャメチャ気に入っています」
加えて、「ただ置いただけでも十分良いサウンドが鳴った」と振り返っていますが、やはりGLM 4を活用した際はその変化に驚いたようです。
「GLM 4を使う前でもそのサウンドに満足していたんですけど、キャリブレーションをしたことで自分のところにより明確な音が飛んでくるようになって、はっきりと音の輪郭が掴めるようになったことは驚きました。僕にとってスピーカーというのは、自分の中で思い描いているサウンドと実際の音、これらのギャップを埋められるか、というのがものすごい重要な部分だと思っていて、そういった意味ではGenelecのスピーカーはまさに"The Sonic Reference"だと感じています」
TATSUYA
プロフィール ヒューマンビートボクサー。一般社団法人日本ヒューマンビートボックス協会 代表理事。20歳でBEATBOXを始め、2009年にはロンドン、ドイツ、そしてニューヨークのApolloTheaterに出演 する等、世界的に活動。ヒューマンビートボックス日本一決定戦「JapanBeatboxChampionship」ではソロ、チームを合わせて日本で唯一の4年連続優勝を果たし、2014年フランスで行われた「LA CUP」にて日本人初の世界4位を獲得。2016年にはシンガポールで開催された国際大会にて日本人初の優勝を獲得。ももいろクローバーZのコンサートやディズニー・オン・クラシックにスペシャルゲストとして出演。また世界で活動する中で、日本のBEATBOXシーンを盛り上げたいという思いを持ち、 2010年6 月に一般社団法人日本ヒューマンビートボックス協会を設立。現在ではTEDxにスピーカーとして出演するなど、ビートボックス枠を越え、エンタメ全般のプロデュースや教育、社会貢献活動、国際支援など多数行っている。
Twitter : @TATSUYA_BEATBOX
Instagram : tatsuya_beatbox
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