Genelec – Mokita

MokitaGenelecG Two

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Genelec

Mokitaは、普段使いできるトラットリアとして2023年12月にオープン。都内の数々の名店で修業を積み、目黒のレストランで2年間シェフを務めた堀切和成氏がオーナーシェフとして運営しています。代々木上原の雰囲気にしっくりと馴染むニュートラルで落ち着いた内装の店内に、席数はカウンターとテーブルを合わせて20ほど。すでにランチの時間帯には行列ができる人気店です。今回は店舗デザインを手掛けた、インテリアデザイナーの井上喜裕氏にお話を伺いました。

「駅徒歩1分の立地であるこの場所は、代々木上原を訪れた誰もが通る角地です。そんな好立地に構えるお店として、まず“視覚的にも交流的にも中と外をつなぐこと”をひとつのコンセプトに”拡張性”と”偶発性”を生み出せるように考えました。ガラス面を多く作って外から店内が見えやすく設計し、お店の内と外で様々なコミュニケーションが生まれるようデザインしました」

角地という立地を生かしたL字のガラス面により、店内には外光が多く採り入れられ、まさに“開放感のある街に放たれた空間”となっています。

「内装は、堀切シェフの素晴らしい料理を味わうお客さまが心地よく過ごせる空間を作ることが最大のテーマ。またMokitaという店名は、 “◯◯も来た”という言葉から付けられました。つまり、お店に色々な人が集まるイメージです。そこで目指したのは、美味しい料理を食べながらそれぞれ会話が弾むような空間づくり。そこに欠かせなかったのが、Genelecのスピーカーです」

井上氏は、以前に手がけたショールームのデザインでGenelecのスピーカーを初めて使用した時から、そのクオリティを高く評価していたそう。

「まず、地の音質の良さを感じたんです。そして、とても良質なサウンドでありつつショールーム内の会話を邪魔しない音だったのも印象的でした。店舗を設計する上で、お客さま同士の会話が生まれるような場所に適したスピーカーだなと」

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インテリアデザイナーの井上喜裕氏


BGM

Mokitaの店内には、2台の「G Two」が対角に設置され、音が全面的に広がるようになっています。同時に、ドアを開放した時に音が綺麗に伸びることを狙った設計です。

「お店に入った時、BGMが綺麗に聴こえることで第一印象が良くなること、そしてお客様の会話を邪魔しないバランス、この2点を考えて音場の調整を行いました。あと実は、Mokitaのオーナーが音楽好きで、見る人が見ればちゃんとスピーカーにこだわっているとわかる店舗にしたかったという思いもあります」

プロの音楽制作現場で定評のあるGenelecのスピーカーは、まさに「見る人が見ればわかるスピーカー」。さらに井上氏いわく、アンプ内蔵のアクティブスピーカーであることも重要だったと言います。

「別途アンプを置く場所が必要だと、それだけで店内にスペースを取ってしまいます。さらに内装的にも、スピーカーからアンプへの配線は無い方が見た目が良い。それで、シンプルに単体で音楽を鳴らせるアクティブスピーカーを選ぶことが重要でした。

またスタッフさんの運用のしやすさも考慮し、Bluetooth対応のレシーバーを加えるだけで、スマートフォンやタブレットから簡単にワイヤレス再生できる構成にすることもマストでした」

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店内に設置されたG TwoRAWフィニッシュ。アルミニウムそのままを生かした独特かつ味わい深い質感がお店にマッチしている。ウォール・マウントは「8000-422B」を使用。Genelecはアンプ内蔵のアクティブスピーカーのため、シンプルにBluetoothレシーバーから直接結線でOK。施工も簡単だ。


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音質の良さは元より、アンプ内蔵かつBluetooth経由の再生スタイルも作れる……これらの要素を網羅した「G Two」は、まさに打ってつけのスピーカーだったというわけです。さらに井上氏は、その外観について「もちろんビジュアルも良い」と語ってくれました。

「スピーカー自体が、空間の邪魔をしないデザインですよね。コンパクトで丸みを帯びたフォルムが場に馴染みやすい。スピーカーはお客さまから見えて良いものですが、だからこそさりげなく店内に設置できることが大事です。

それに、今回選んだRAWフィニッシュのシルバー色はカッコ良くて空間に馴染みやすく、厨房機器や店内ランプにもシルバー色が入っているので、一体感を出すことができました。デザインと機能のバランスが良いモデルを選択することができたと思います」

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では、普段お店で「G Two」での音楽再生はどのように運用されているのでしょうか? 続いては、お店を切り盛りされている堀切シェフに伺いました。

「普段、音楽を鳴らす時には店舗のタブレットを使っていて、Bluetoothで手軽に再生操作できるようにしてもらったのでとても楽です。また、先ほど井上さんのお話にもあった通り、音楽はしっかり聴こえるけれども、お客さま同士の会話やオーダーの声はちゃんと通るのが良い。音質についてはクリアなのが印象的で、良いスピーカーを入れたなあと嬉しいです」

店内で再生している楽曲のラインナップは、BGM選曲のプロが制作した専用プレイリストとのこと。ランチ用とディナー用で別々に用意されたプレイリストを使い分けるこだわりぶりです。最後に「ここだけの話……」と堀切シェフは話してくれました。

「実は、営業時間が終わって片付けをする時はいつも、スピーカーの音量を上げて自分の好きな音楽を流しています(笑)。良い音で音楽を聴くと仕事が捗るので。そんな風にG Twoで音楽リスニングも楽しんでいますよ」

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Mokitaオーナーシェフの堀切氏


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