AIW26Bは優れた音質を備えながら、より余裕のあるSPLと伸びのある低域を実現。さらなる広い空間での使用に最適です。
AIW26B 壁埋め込み型アクティブ・スピーカー
音圧レベル
110 dB
アンプ出力
120W 低域(クラスAB) + 120W 高域(クラスAB)
周波数特性
39 Hz - 25 kHz (-6 dB)
周波数特性の精度
± 2.5 dB (45 Hz - 21 kHz)
質量
8.7 kg / 19.2 lb
接続端子
1
x RCA
アナログ入力
1
x XLR
アナログ入力
1
x XLR
アナログ出力
AIW26B 壁埋め込み型スピーカー
技術仕様
システム仕様
周波数特性
45 Hz - 21 kHz (± 2.5 dB)
低域カットオフ -6dB
39 Hz
高域カットオフ -6dB
25 kHz
音圧レベル
最大音圧レベル ペア毎の最大音圧レベル、リスニングルーム 1m、音楽ソース
≥120 dB
瞬間最大音圧レベル 100 Hz ~ 3 kHz を平均した正弦波最大短期音響出力、半空間、1m
≥110 dB
質量
質量8.7 kg (19.2 lb)
サイズ
高さ
552 mm
幅
303 mm
奥行き
102 mm
ドライバー
直径
165 mm
ドライバー・タイプ
メタル・ドーム
直径
19 mm
高調波歪み
> 200 Hz ≤0.5 %
アンプ部
アンプ
120 W クラスAB
高さ
130 mm
幅
145 mm
奥行き
309 mm
質量
4.6 kg
(10.1 lb)
120 W クラスAB
高さ
130 mm
幅
145 mm
奥行き
309 mm
質量
4.6 kg
(10.1 lb)
メイン電圧
100-240 VAC 50/60Hz
消費電力
アイドル時
≤23 W
最大出力時
200 W
信号処理部
接続端子
入力 RCA入力(メス、10kΩアンバランス端子)
入力 XLR入力(メス、10kΩバランス端子)
詳細な技術仕様はオペレーティングマニュアルをご覧ください。
卓越した音響性能
最新鋭のオーディオ設備向けに設計されたAIW26Bは、エレガントで考え抜かれた外観の中に、卓越した音響性能を備えています。AIW26Bは明瞭で透明感に溢れるオーディオ再生を提供し、標準的な規格である2 x 4インチの新規または現存する壁面システムへ、シームレスに導入することが可能です。グリルおよびマウント・フレームはインテリア・デザインに合わせて塗装することができ、ホーム・シアターやレストラン、アート・ギャラリー、博物館そして会議室にも見事に調和します。
さらにアクティブに
Genelecのアクティブ設計のアプローチでは、AIW26Bのドライバーが個別に調整された上でリモート・マウントされたRAM1 アンプ・モジュールによって駆動されるため、アンプとスピーカーのマッチングに問題が生じることはありません。RAM1には、AIW26Bの周波数特性をあらゆる音響環境に合わせて最適化するルーム・レスポンス・コントロールが搭載されており、厳しい環境であっても色付けのない透明感のあるパフォーマンスを実現します。
主要な技術 ※アイコンのクリックで詳細を表示
アクティブ・クロスオーバー
DCW™ テクノロジー
最適化されたアンプ
保護回路
ルーム・レスポンス補正
信号レベルが低い場合に動作するアクティブ・クロスオーバー
電子音響クロスオーバーは、オーディオ信号を複数の周波数帯域に分割し、それぞれを独自のパワー・アンプに供給し、そこから特定の周波数帯域に最適化された専用のトランスデューサーに接続できるようにします。
アクティブ・クロスオーバーにはデジタルとアナログがあります。Genelecのデジタル・アクティブ・クロスオーバーには、ドライバー保護、ディレイ、イコライゼーションといった付加的な信号処理が含まれています。
Genelecのアナログ・アクティブ・クロスオーバー・フィルターには、パワー・アンプの入力に適した低い信号レベルで動作する電子部品が使用されています。これは、パワー・アンプ出力の高い信号レベルで動作し、強い電流や場合によっては高い電圧を扱わなくてはならないパッシブ・クロスオーバーとは対照的です。
典型的な2ウェイ・システムでは、アクティブ・クロスオーバーにはウーファーに1つ、ツイーターに1つの計2基のパワー・アンプが必要です。
アクティブ・クロスオーバー・デザインにはいくつもの利点があります:
- 周波数特性がドライバーの電気的特性や駆動レベルの動的変化の影響を受けなくなります。
- 使用している特定のドライバーに対して各出力周波数特性を微調整する柔軟性と精度が高まります。
- 各ドライバーには専用の信号処理およびパワー・アンプがあります。そのため、各ドライバーは他のドライバーが扱う駆動信号から切り離され、相互変調歪とオーバードライブ問題が低減されます。
- ドライバー間の感度のばらつきを補正できます。
- 意図するパスバンド内のドライバー特性に関連した周波数および位相レスポンスの逸脱を補正できます。
高品質アクティブ・スピーカーのフラットな周波数レスポンスは、クロスオーバー・フィルターのレスポンス、パワー・アンプのレスポンス、スピーカー・エンクロージャ内のドライバーのレスポンスとを組み合わせた結果です。
アクティブ・アプローチを採用することで、さまざまに異なる室内環境に配置されたスピーカー・システム全体の周波数レスポンス調整と最適化を、高価な外部イコライザーを使用することなく実施できるようになります。結果として、よりシンプルで効率と信頼性に優れた一貫性のある正確なアクティブ・スピーカー・システムとなります。
フラットな軸上/軸外レスポンスをもたらすDCW™ (Directivity Control Waveguide)
Genelecが1983年に当時卵形エンクロージャに使用したDCW™(Directivity Control Waveguide)の開発は革命的なアプローチでした。GenelecのDCWテクノロジーは、その後30年以上にわたって開発と改良がなされ、直接放射型のマルチウェイ・モニターの性能を大幅に向上させています。
DCWテクノロジーは、放射されるウェーブフロントを制御し、指向性(分散)パターンを調整できるようにします。指向性が均一でスムーズなものになるよう、目標としたのは、放射角を制限し、逸脱する放射を低減することでした。結果として、全体的な周波数特性が極めてフラットになり、電力感度も均一になりました。 先進のDCWテクノロジーは、初期反射を最小限に抑え、コントロールの利いた幅広いリスニング・エリアを提供し、軸上でも軸外でも正確なサウンド再現を実現します。
初期反射を最小限に抑え、指向性を制御して一定にすることには、もうひとつの重要な利点があります。それは、室内反射空間の周波数のバランスが、モニターからのダイレクトな空間と同じになることです。結果として、モニタリング・システムの性能の室内の音響特性への依存度が下がります。
サウンド・イメージの幅や奥行きは、あらゆるリスニング環境にとって重要な要素ですが、軸上のリスニング環境だけでなく、軸外のリスニング環境にも重要です。これは、エンジニアだけでなく、リスニング空間にいるその他の人々にも関係します。なぜならこれは、大型のコントロール・ルームでよくあるケースだからです。
DCW™ テクノロジーの主な利点:
- より幅広い有効リスニング・エリアに対するフラットな軸上/軸外レスポンス
- 直接音の反射音に対する比率が向上、室内音響の色付けを低減
- ステレオとサウンド・イメージが向上
- ドライブ・ユニット感度が最大6 dBに向上
- システムの最大音圧レベルが向上
- ドライバー・ユニットの歪を低減
- キャビネット・エッジの回折を低減
- システム全体の歪を低減
各トランデューサーはそれぞれ独自の最適化されたアンプにより駆動
電子音響クロスオーバーは、オーディオ信号を複数の周波数帯域に分割し、それぞれを独自のパワー・アンプに供給し、そこから特定の周波数帯域に最適化された専用のトランスデューサーに接続できるようにします。
典型的な2ウェイ・スピーカー・システムでは、アクティブ・クロスオーバーにはウーファーに1つ、ツイーターに1つの計2基のパワー・アンプが必要です。パワー・アンプはアクティブ・スピーカーのドライバーに直接接続されているため、パワー・アンプの負荷はシンプルかつ既知のものとなります。ドライバー専用の各パワー・アンプは、限られた周波数範囲のみ増幅すればよいため(パワー・アンプはアクティブ・クロスオーバーの後に置かれます)、設計も簡単です。
アクティブ・デザインにはいくつもの利点があります:
- パワー・アンプはスピーカーのドライバーに直接接続され、ドライバーのボイスコイル上のパワー・アンプのダンピングにより行われる制御を最大化し、ドライバーの電子的特性の動的変化を低減します。これにより、システムのトランジェント応答が向上します。
- パワー・アンプの出力要件を低減できます。パッシブ・クロスオーバー・フィルターのコンポーネント内でエネルギーが失われることがないため、スピーカー・システムの音響出力を下げることなく、アンプのパワー出力要件を大幅に(ケースにもよるが最大で半分まで)低減することができます。これにより、コストを下げつつ、音質とシステムの信頼性を高めることができます。
- アンプとドライバー・ユニットの間での損失がないため、最大限の音響効率を得ることができます。
- アクティブ・テクノロジーは、サウンド出力、サイズ、低周波数カットオフ性能の間で優れたバランスを実現します。
- すべてのスピーカーは調整済みシステムとして出荷されます(アンプ、クロスオーバー電子回路、エンクロージャ/ドライバー・システム)。
洗練されたドライブ・ユニット保護回路が安全な動作を提供
重大なオーディオ制作環境での作業では、モニタリング・システムがいつでも頼りになり確実に動作し続けるものであることが重要です。放送業界でGenelecがすばらしい成功を収めた大きな理由のひとつは、Genelec製品が持つ信頼性であり、その信頼性を支える重要な要素となっているのが、1978年から全製品に組み込まれている保護回路です。
保護回路は、信号レベルを検出することでドライバーの不具合を防ぎ、突発的なピークや高すぎるレベルが続く場合、自動的に信号レベルを下げます。もちろん、スピーカーの仕様範囲での作業時にこの機能が音質に影響を与えることは一切なく、不適切な入力信号によりスピーカーが破壊されてしまうことを防止するだけの機能です。
保護回路の機能と利点:
- 必要な場合(ドライバーのボイスコイルの温度が安全限界に達した場合など)に出力レベルを下げます。これにより、システムの信頼性が大幅に向上します。
- スピーカーとサブウーファー内に適切な保護回路設計を行うことにより、システムの出力レベルを最大限に高めることができます。
正確なルーム・レスポンス補正で、室内のパフォーマンスを最適化
室内音響とスピーカーからの放射との間の相互作用は複雑です。たとえば、反響する部屋に対して吸音処理された部屋、または壁際への配置に対して壁から離れたスタンド上への配置といったように、部屋によってモニターのレスポンスは異なります。
Genelecのスピーカー・システムは、すべて室内の影響を補正してリスニング・ポジションでフラットな周波数特性が得られるようルーム・レスポンス調整が可能になっています。
アナログ・システム
Genelecのアナログ・スピーカー・システムは多様なルーム・レスポンス・コントロールを提供します。それには次のようなものがあります(モデルにより異なります)。
- ベース・ロールオフとベース・チルト
- トレブル・チルトとトレブル・ロールオフ
- ベース・レベル
- ミッドレンジ・レベル
- トレブル・レベル
- デスクトップ・コントロール
低域では、主要なコントロールが2つあります。シェルビング・フィルターとして機能するベース・チルト・コントロールと、さまざまな設置環境でシステムの低域と重低域のレスポンスを最適化できるベース・ロールオフ・コントロールです。大型のシステムでは、ベース、ミッドレンジ、トレブルの各レベル・コントロールが用意されています。これらのコントロールにより、さまざまなパス・バンド間の相対バランスを最適化できます。
各スピーカーの操作マニュアルとデータシートには、各種設置環境に対するルーム・レスポンス・コントロールの推奨設定のリストが記載されています。これらは長年にわたる実践からの経験とさまざまな音響環境の計測により導き出されたものです。
SAM™ (Smart Active Monitor)システム
GenelecのSAMシステムは、総合的かつソリューション指向でありインテリジェントにネットワーク化された製品群を提供しており、すべてにGLM™ (Genelec Loudspeaker Manager)ソフトウェアと自動キャリブレーション・システムAutoCal™ が搭載されています。
Genelec AutoCalは、GLMコントロール・ネットワーク上の全モニターの測定、分析、調整を完全自動で行う業界初の統合プロセスを提供します。このシステムは、リスニング・エリア内のレスポンスを測定し、それに基づく補正を低域から中低域に適用して、室内音響の影響やさまざまなリスニング・ポジション間の差を最小限に抑えます。AutoCalは、相対レベル、距離による遅延、ネットワーク上の全サブウーファーのクロスオーバーの適正化(AutoPhase)などを調整します。
Acoustic Response Editorは、各モニターについて測定したレスポンス、フィルター補正、システム・レスポンスの正確なグラフィカル表示と音響設定の手動コントロールを提供します。
購入
1 x AIW26B 壁埋め込み型アクティブ・スピーカー
1 x グリル
1 x AIW26B カット・アウト・テンプレート
1 x 電源ケーブル(1.8m)
1 x RAM1 アンプ・ユニット
1 x コントロール・スイッチ用アクリル製カバー
2 x 4芯ターミナル・ブロック
1 x オペレーティングマニュアル
AIW26B 壁埋め込み型スピーカー
受賞歴
お問い合わせ
モニター・スピーカーのセットアップ
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